“日本大改造計画”

そう称し日本を徹底的に変えようとした政府と、それに反対した国民との間で起こった国内乱。

階級社会・奴隷制度が政府によって施行され、身分の低い人間達が当たり前のように売買されていた。

その末期に、政府が委託した或る研究機関によって、年端もいかぬ子どもたちに色々な生物の遺伝子を混入させ、“人間兵器”への改造が実行された。

結局、試作品(プロトタイプ)の制作中に“日本大改造計画”は失敗に終わり、“人間兵器”達は、逃げ出し行方知れずとなった者を除き、一人残らず殺処分された。









―――――それから五年の月日が流れ。

一人の少女が今、静かに動き出していた......。










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